グランドセフトオート サンアンドレアスのここすき
公開
2023-02-23 22:41
グランドセフトオート(以下GTA)シリーズ、少しゲームをやってる人ならプレイしたことはなくても聞いたことはあるであろうクライムアクションの金字塔。
タイトル毎に舞台、年代、主人公が違っていて、サンアンドレアス(以下SA)はそのシリーズの6作目。(たしか)
元々はPCゲーだったがGTA3からPS2で発売され、日本でも爆発的なヒット。携帯機でのタイトルも発売され、最新作のGTA5並びにGTAオンラインも三世代のハードに渡り実に10年以上サービスを提供している。
GTA6の開発も現在行われており、リーク情報が話題になっていたのも記憶に新しい。
当然私もこのシリーズはやり狂っており、GTAオンラインも度々期間を空けながらもアプデ差分を追っていたりしている。
そんな私がシリーズで一番身を入れてプレイしていたタイトル、それがGTA:SAだった。
主人公であるカール・ジョンソン(通称CJ)は母の訃報を機に、彼の地元であるサンアンドレアス州ロスサントスに帰省する。
しかし地元は今ギャング達の抗争が巻き起こっており、自身と兄が所属しているギャンググループもその渦中にあった。CJは過去に抗争が原因で兄弟を亡くしており、それを理由に地元を離れていたのだが、その間に自身のギャンググループは衰退の一途を辿っていた。
現況を目の当たりにしたCJは家族のため、地元のため、仲間のために、次第に州全体を巻き込む争いの波に身を投じる事になった。
という感じのサクセスストーリーである。
時には敵ギャングをボコボコにし、時には汚職警官の駒になり、時には別組織と手を組み、時にはヤク中のヒッピーと共に新天地に赴いたりする。
シリーズ通してそうではあるのだが、大抵の登場人物が碌でなしで犯罪で生活しているような奴らばかりで、そういう奴らと関係を作りながら黒幕に躙り寄るという感じの流れだ。
特に本作は舞台の始まりが片田舎の地元ギャング達の争いなので輪をかけてみんな柄が悪いというか、いかにもチンピラって感じのキャラや言動が多い。
そんな本作のどこがお気に入りなのかと言うと、シリーズでも随一の完成度を誇り自由な遊びができる点だ。
挙げるのにキリが無いが、現行の作品と比べても遜色ない程度にゲーム内の要素が充実しており、今でもメインの流れから逸れて遊んでも十分に楽しめる。
マップのサイズは流石に現行のものと比べると小さいが、山岳地帯や住宅街、砂漠地帯や観光地など土地の種類はSAの方が多く、車や航空機で移動している時の景色の変化のバリエーションが現行よりも多い。
飲食店やガールフレンド、武器スキルや格闘スタイルの変化、ギャング仲間なリクルート、食事や運動で体型が変化するなど、これら現行の作品にない要素が良い感じでゲームに入り込ませてくれる。
シリーズ恒例のコマンド入力によるチートコードもとても種類が多く、車が水上を走行できるようになったり、街を暴動状態にしたり、ストーリーのクリア後も好きに街を生きることができるのだ。
据え置き機のGTAは通してプレイしたが、クリア後も長く遊んだのはSAが一番だった。
この、現行の作品で薄くなりつつある「その土地で生きてる」感を感じられるのがGTA:SAの良い所だと思う。
実際このゲームがオンラインに対応していたら今でも一番に遊んでいただろう。
この触れる要素を沢山用意して遊び方はユーザーに任せる、というのが本当に自由度が高いということだと思うし、「オープンワールドゲーム」はそういうものであってほしいと昨今のオープンワールドゲーを見てるとそう感じるのだ。
もう本当にここで語るには内容が多すぎるゲームなのでみんなもプレイしてください。PS4とSwitchで旧作3部作がセットになった「GTAトリロジー」が好評発売中です。GTA:SAの他に前作と前々作であるGTAバイスシティとGTA3も遊べます。
SAが面白いと感じたらGTA5とオンラインもやって下さい。私もやったんだからさ(同調圧力)